12/26/2007

再インストール

久しぶりにPCの再インストールをおこなった。実に2年ぶり。落ち着いたOSになると,やはり便利なものがいろいろ出ていて,DriverMaxは秀逸:http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/09/15/drivermax.html
すくなくとも,ドライバーが入ったファイルなり,CD-ROMを探さずにすむし,一度やるとOS再インストールが怖くなくなる。

ただ,IntelのChipsetドライバがだいぶん更新されていたことや,HDD用の最適化ツールが進歩していたので,それをUpDateしてみた。

セキュリティパッチはめちゃくちゃあるので,面倒くさいのでSP3のRC版をインストールしてみたが,今のところ快調に機能している。

12/25/2007

処々

1.JCI,耐久性力学WGのシンポが21日にJCI/半蔵門で開催されました。おかげさまで想定人数に達し、無事採算が取れるとともに、それなりの反響をいただいて終了することができました。ご参加いただいた皆様には心より御礼申し上げます。幹事・N先生、お疲れ様でした。

2.本
・11/17 ダイヤモンド ウェブの真贋
二極化する人材活用,女性の人材活用は今後の日本企業の大きな課題。労働力が少なくなるなかでは多角的な人材活用が重要。男性型にすることでは,長期的にデメリット。オランダ等のシェアプログラムはある意味で見習うべき。(中間マネジメントコストが発生する点については,従来から日本企業のマネジメントには問題があったので,模索していく必要がある。)
山崎氏(楽天証券)の投資信託銀行窓口販売の今後の課題は,もっともな意見。基本的に企業は自社の利益を追求しているのだから,メインバンクから投信を買うなんていうことはシナイほうがよいという意見。
フィンランドの義務教育の話。ゆとり教育だが,教科書の中身はすごく高度。
ドラッカー:意志決定において重要なことは,意見の不一致がないときに採決を行わない。

要読:経済大国興亡史,キンドルバーガー,岩波書店

年金の財源方式は政治と企業のご都合主義(野口悠紀雄氏),まったく同意見。

・11/27 週間アスキー
ミニPCに興味があって買った。情報は特になかった。

12/15/2007

経済格差・情報格差・企業モデルとウェブ

最近,日本経済新聞の提灯記事(消費税を賛成する人間が6割を越えたというもの)を見て,いろいろ疑問に思っていて考えたことがある。

基本的にウェブ上のサービスは無料モデルが支配的で,金銭を払った会員制のサービスモデルというのはなかなかはやらない。よほど専門に特化したものであるなら,可能なのだが一般大衆向けサービスでは無料モデルにかなわない。

無料モデルは結局広告収入に頼ることになる。古くはYahoo,現在ではGoogleが多くの宣伝を代理店として取り扱っている。思えばこれは,テレビと同じ構造で,スポンサーがいて,一般の人は無料で情報を享受している。ただ,最近のテレビ報道でわかるように多額のスポンサーの支払いでなりたっているので,スポンサーに不都合な情報というのはテレビを通じて我々には来ない。
本来は報道と新聞というのは独立関係になっていて,異なる報道機関の独立によって報道の自由度というのはトータルで担保されるべきと思うのだが,日本の報道は新聞とテレビ・ラジオはいずれも同族企業になっている。

結局,資本家の暗黙の制御が報道には働いていることになり,お金を持っている人に有利な情報しか,テレビ・マスコミには流されず,いくらジャーナリズムといっても,所詮は資本家の手の上で踊っている。完全に独立したジャーナリズムというのは,NHKであっても無理であり,それは国のお金が投入されているために,結局のところ,政府(すでに国民と政府・官僚は対立関係にある部分がある。不思議なところであるけれども。)の意向にそったものしか作れない。

そうはいっても,民間の資本家の意見が反映されないと言う意味で,NHKの独立というのは守られるべきで,それゆえ,NHKは視聴率争いから独立したジャーナリズムを歩むべきであるのに,そういうことを彼らはやっていない。
僕はテレビをもっていないが,NHKがこうした報道をするようになるのであれば,金を払う。テレビが無くてはも払いたいと思う。

そういう意味で,個別の人間がブログにニュースを書くという行為のみが真にジャーナリズムの形に違いが,そこに費用と責任が生じない限り,生計を立てることは難しいだろう。

そういった観点から,ウェブというのはインターネットができた当初からジャーナリズムを変えるといわれてきたのだが,それでも,結局広告モデルがはびこったため,資本家の手の上で踊ることになる。

情報格差はますます生じ,無料モデルを好む庶民は暗黙の上で,資本家の息のかかった情報にしか触れなくなり,マインドコントロールされてしまうのだろう。

そういう意味で,インターネットを用いた個の独立というのは,結局のところ広告ビジネスによって旧来型のマスメディアと同等な手順でうまく型にはめられた,といえるのではないだろうか。結局独立するには,資本から独立しないといけない,ということです。

そういう意味では,経済的自由主義というのと個人の自由というのは,なかなか同時に達成できるものではないな,とも思う。

12/12/2007

ゼミ用PC

今年から,学生の目の前で3日に渡って,FEMのコーディングをなにもないところからやってみせる,というゼミ・授業をやっているのですが,ノートっていうのが意外にPC上で面倒くさい。板書にかわらないものか,とも思うんだけど。

昔,ベンチャー企業の端っこにいたころ(2000年頃),ノートっていう,PCでは作成しづらいものをいかにプログラムかして,普及するかということに関して,プロジェクトノートを作成したのだが,その時やっていたことって普通にやられているんだよなあ。
大学生のソーシャルネットワーク的なものを,授業ノートを中心に作成するのと,授業ノートにXMLタグをつけて,検索,体裁すべて整えたデータベースを作成して,大学のE授業と連携させるというものだったんだけど。
当時は開発しなくちゃいけない要素技術が多すぎたけど,今だったら,過ぎ去った技術だよな。

という前振りですが,DellがタブレットPCを出したので,そろそろ買ってもよいのではないか,と思っているわけです。
http://japanese.engadget.com/2007/12/11/latitude-xt-pc/

12/11/2007

黄表紙,しびれた。

瀧口克己先生の討論,しびれました。こういう討論はもっと盛んにならないといけないと思う。大変勉強になりました。

12/05/2007

国の金

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071205ib22.htm
「資産効果で国民を豊かに」国営ファンド求める議連発足

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071205i113.htm
公的年金の運用、1兆6千億円の赤字…サブプライムが影響

何事もやらないと始まりませんが,よく戦略を練ってからやってほしいですね。国としては,ノウハウを蓄積ものと思いますが。